Inner Circle

ノマドの大地

内モンゴルの包頭には、紺碧の空、手つかずの自然、そして文化の発見が冒険好きの旅人のために待ち受けています。

ノマドの大地
信者の旗が優雅にはためき、研ぎ澄ますようなすがすがしい山麓の空気が、経堂と僧侶の宿舎に独特の精神世界を体現しているかのように漂います。

内モンゴル最大の街、包頭からわずか数キロでもうユルトの姿を目にすることができます。1,000キロにわたりこの地方一帯を囲み、山頂に雪埃が舞う陰山山脈の麓にうねる丘。そこには、居心地の良い移動式の住居がジンギスカンの時代から今も変わらずに残っています。

歴史文化の巡礼

旅路はより壮大で永遠なるものへと続く巡礼です。五当召のラマ寺は、包頭の北に行くこと70キロ、美しい山々の谷間にある内モンゴル最大のチベット仏教寺院です。清朝時代に建設された250年前の建物は、チベットのタシルンポ寺の荘厳なラマ寺の建設様式と精神を忠実に受け継いでいます。信者の旗が優雅にはためき、研ぎ澄ますようなすがすがしい山麓の空気が、経堂と僧侶の宿舎に独特の精神世界を体現しているかのように漂います。今でも60人程の栗色の衣装を身に着けた僧侶たちが毎朝、観光客が訪れるずっと朝早く夜明けとともに経典を学んでいます。

この五当召のラマ寺こそ中国やさまざまな国から多くの観光客を集める大きな理由です。ここにあるのは、新鮮な空気と溢れかえる自然です。紺碧の空と草原の景観が遥かに広がる大地です。壮大なる黄河が育む肥沃な土地は、比較的最近、自治区に定められてから街として開発がされました。

2,000年以上前もこの緑溢れ雲一つない大地はとても重宝がられていました。戦国時代には趙の侵入を防ぐために最も古い万里の長城が築かれた程です。当時の戦いを彷彿させる面影が今でも残っています。陰山山脈にかすかに残っている石切り場の痕跡です。五当召のラマ寺から街に戻れば、戦国武将、趙王の馬に乗る姿の彫像を眺めることができます。現代的な街中の道路脇に佇む彫像が当時の長城の壮大さを偲ばせます。広々とした景色の中で、少しだけ盛り土のされた小道が、雪の中から姿を現しています。長城は何もない台地に何キロにもわたって続いているのです。

草原の街

今日、街は鉄鋼業とレアアースの採掘で発展し、街には太い並木道が張り巡らされ、ゆったりとしたペースで人々が生活しています。しかし草原は街の境界線までで終わりという訳ではありません。街独特の「街中の草原」が広がっているのです。散策やサイクリングに最適な緑の天国には、モンゴル語で「鹿の場所」を意味する包頭の街の名前の通り、百頭以上の鹿が生息しています。街中の草原のサイハンターラには、伝統のノマド料理を味わえるユルトのレストランと、冬になるとスキーが楽しめる丘もあります。

この街ならではのそんな公共施設にタクシーですぐに行けるのがシャングリ・ラ ホテル 包頭です。街で最高のラグジュアリーさを誇るホテルの上階に佇むホライゾンクラブ。そこからは北部から山々までの素晴らしい眺望がご覧いただけます。ホテルには極上の料理をお楽しみいただける人気のレストランが2軒。中国語が堪能で、国際感覚に溢れるイタリア料理のエグゼクティブ・シェフ、フランセスコ・リッゾが監修するダニング・スポットです。世界各地の美食がご堪能いただけるシンカフェと、広東特選料理や当地料理をホテルならではの豪華なアレンジでお届けする香宮(シャンパレス)。手塗りの木皿に盛り付けしたクミンのスパイスが利いたとろけるようなラム肉のリブをお楽しみいただけます。

もう少し日常的なお料理をお楽しみになりたいなら、現地に暮らす人々の朝食に欠かせないラム肉としょうがとニラの入ったゴルフボールほどの大きさの焼売がお勧めです。街のどこにでもあるのが、とても芳醇でまろやかな味わいのガーメイですが、最も人気があるのはほとんど透明になるほどペストリーの皮が薄いものです。殆ど必ずと言って良い程、焼売と一緒に出されるのが轉茶(煉瓦茶)です。苦みのある黒茶が幾何学的な形の団子状に固められています。その味わいや持ち運びのしやすさと健康に良いことで数世紀にもわたりノマドの人々に愛され続けてきました。

包頭はやはり焼売がよく知られています。しかしラム肉の火鍋こそ街で最高の美食の逸品と言えしょう。包頭は、日本にもチェーン展開している小肥羊の発祥の地です。今や世界的にもレストランの名前が知られるようになり、中国と日本以外にもアメリカやイギリスと韓国に店舗展開をしています。しかし包頭の人々に最も人気があるのは割と最近になってチェーン展開をしている子尾羊という火鍋レストランです。極上のラム肉と牛肉をしゃぶしゃぶ肉ほどの厚さに薄切りにして、テーブルに用意された香味野菜や香料を入れ、ぐつぐつと煮えたぎる火鍋で料理して召し上がります。レストランはいつも大人数の家族連れや友人の集まりでごった返しています。

自然を発見する

内モンゴルの心のこもった健康的な料理をお楽しみいただいた後は、包頭周辺の自然の景観はいかがでしょうか。カロリーを消費するにもってこいの場所が沢山あります。黄河を渡り南に少しドライブした所にある響沙湾砂漠は、まるで広大な砂場のようです。独特の「鳴き砂」で有名です。その音は車のエンジン音か、蛙の鳴き声のようだと言われていますが、科学者は未だに音が鳴る理由を突き止めていません。スリルを求めている方には、高さ90メートルにそびえる丘からそりで滑り落ちるアトラクションがあります。静かに砂漠を楽しみたい方は、ラクダ乗りや乗馬も体験できます。

現代的な街として繁栄を続ける包頭の現地民族にとって、地域のノマド時代の歴史と風土とのつながりが大きな誇りになっています。街はモンゴルの祖先の血と人口の大半を占める漢民族が織りなす2つの異なる文化のバランスをうまく保っています。街の標識や看板は、中国語とモンゴル語で書かれています。しかし、それよりも増して心からつながっている文化の融合を理解するヒントは、お茶に塩を入れる中国の他の地域では決して見ることのできない現地の人々の生活習慣に隠されています。そんな生活習慣が、包頭という街をより一層特別なものに引き立てています。

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