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用意、スタート!

イェオ・シュウ・フーンがF1ウィークエンドの魅力を語る

用意、スタート!
車のものすごい騒音で耳栓が必需品になりました。それでも猛スピードで走り抜ける車の音とその光景で直感的に興奮を感じて、「アドレナリンが上がる」とはどういうことか

7年前にシンガポールで初めて開催されたF1グランプリのことを今でも覚えています。私が住んでいたところから会場の設営の様子が見えました。スピードを上げる車の音、かつてないほどにぎやかに照らされた街の様子を覚えています。

でも初めて体験するF1レースに準備するのは難しいものです。車のものすごい騒音で耳栓が必需品になりました。それでも猛スピードで走り抜ける車の音とその光景で直感的に興奮を感じて、「アドレナリンが上がる」とはどういうことか、レース観戦になぜ世界中からファンが集まるのか、その魅力を新たに発見しました。

初年度は市民がたくさんの知らないことに対処する必要があり、さまざまな問題点がありました。タクシー運転手は渋滞に文句を言い、レースコースに面した商店は一時休業を余儀なくされ収入減となりました。会場へのアクセス方法を誰もきちんと理解していなくて、土曜の夜にタクシーをつかまえるために何キロも歩いたことを覚えています。

当時、主催者にインタビューした際にひとつだけ確かだったことは「失敗は選択肢にない」ということでした。 

あれから7年経った今、F1はシンガポールの景色の一部になったようです。壮大なスカイラインをバックに一晩60ラップ以上を走る様子を見に、毎年大勢のF1ファンが集まります。

世界でここだけのF1ナイトレースに詳しいファンは、最高の観戦ポイント、泊まるホテル、必要なチケット、関連イベントやパーティーの会場、出演者など情報をつかんでいますが、ここに住んでいる市民は、毎年9月はF1で大賑わいになる、ということに慣れただけです。

今年も状況は同じでした。インドネシアの森林火災による煙がレースに影響するのではないかという懸念もありましたが、みんな楽観的で、結果、今年のF1は史上最大となり大成功を収めました。

私の見解では今までで一番楽しかったイベントでもありました。レースをチェックして、一番速いレーサーは誰か、勝利をつかむのは誰か(フェラーリのセバスチャン・ベッテルが3年連続で優勝)、その展開を見守っていたのも楽しいものでしたが、何よりコンサートが素晴らしかったのです。

F1シンガポールGP初期ではコンサートはおまけのようなイベントでしたが、ここ数年それだけでも立派なイベントとなりF1ファン以外のファンが週末に楽しめるようになりました。 

今年はファレル・ウィリアムス、マルーン5、ボン・ジョヴィの3組の大物アーティストが、それぞれ金曜、土曜、日曜にパダンメインステージでライブを開催しました。マルーン5はF1コンサート史上最大の観客数を集め、ボーカルのアダム・レヴィーンのスター性を見せつけました。

会場は人でぎっしりで身動きが取れないほどでもみんな楽しんでいましたが、私は毎日の生活に欠かせないスマートフォンがコンサートの楽しみ方をも変えたことに衝撃を受けました。ライブで音楽を聴くより写真や動画を取るのに夢中な人が大勢いました。

アダム・ラヴィーンも観客の多さに驚いたようで「1,700万人ぐらいいそうだな」とMCで言っていました。

ヴィッテルの優勝とグランプリの終幕を祝う花火が終わった後、F1ウィークエンドを締めくくるのはボン・ジョヴィです。ジョン・ボン・ジョヴィは53歳になっても魅力たっぷりで「リヴィング・オン・ア・プレイヤー」を観客に歌わせるパワーがありました。

シンガポールのF1ウィークエンドを未体験なら、来年のイベントはぜひお見逃しなく。今年もまたシンガポールで最高のイベントになりました。

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