Inner Circle

音を立ててすすって食べるのが流儀

イェオ・シュウ・フーンが語る東京の人気の秘密

音を立ててすすって食べるのが流儀
政府は2020年の東京オリンピックに向けて更に2千万人にまで旅行客を増そうと考えている。

それは私の単なる想像なのか、それとも東京が急にそんな場所になったということか? 

まず、東京が年に1度のモーション・インデックス(ICIM)で1位にランキングされたというレポートがある。「素晴らしい公共マネジメント、テクノロジー、経済で全世界から優秀な人材を集める能力がある」のだそうだ。

そしてトリップ・アドバイザーの2回目の年間ワールド・シティー・サーベイでも東京が最高の旅行先として評価されている。旅行者が、親切な人たちやタクシーと公共交通機関、そして綺麗な道路で1位にランク付けしているのだ。

東京から帰ってきたばかりの私自身もこれには太鼓判を押す。人々の親切さ、とりわけタクシーのドライバーでは、この街に引けをとる街などない。私はミシェランの3つ星レストラン、麻布 幸村に向かった。知る人ぞ知る目立たない場所にあるこのレストランに行くにはとても大変だと忠告をされていた。ところがタクシーの運転手は、レストランをすぐにちゃんと見つけてくれたし、なんと3階にある店まで連れていってくれて私がちゃんと店に着くのを見送ってくれたのだ。

さてどんなレストランだったかをお話しよう。シェフ、幸村 純氏は京都出身で、16年前に京都料理を味わってもらいたいとの思いでこのレストランを開いたのだ。最初は苦労の連続だったが、テレビ番組で紹介されてからというものの、今や、ウエイティングリストに載せてもらわないとお店に入れない程にまで繁盛をしていると幸村氏が話してくれた。店は20人もはいれないぐらいとても小さく2人のアシスタントと共にカウンターで料理に腕を奮っている。料理は美味しいだけでなく目も楽しませてくれる。この店のシグニチャーディッシュは牛肉の花山椒鍋だ。シェフが料理を作りながら1品ずつ丁寧に説明をしてくれる。日本酒のアイスクリームにはもう気絶しそうになった程だ。それでも心配はいらない。他のタクシーの運転手がホテルまで安全に私を送り届けてくれた。

私は今までもずっと東京のことが大好きだったが、ますます好きになった。他の東南アジアの国々の仲間と同様、日本に行くのにビザが必要なくなったのがその理由だ。なんと大きな違いなのだろう。今ではもう飛行機に乗るだけで良いのだ。色々と記入しなければならない長ったらしいフォームのことを心配する必要がない。2013年からビザが必要なくなって、タイやマレーシア、インドネシア、ベトナムから日本への訪問者数が増えている。昨年は、初めて1千万人を超える海外からの旅行客が訪れ、政府は2020年の東京オリンピックに向けて更に2千万人にまで旅行客を増そうと考えている。 

確実に雰囲気が変わってきているのだ。シャングリ・ラ ホテル 東京でロビーに座って他の客を眺めながら感じたことは、やはり東南アジアから旅行客が増えているということだ。すがすがしい春の空気を体で感じながらお台場ビーチを散策して現地の人々が遊んでいる姿を眺めた。湾の向こう岸の大都市の姿の中に私が感じたのは高層ビル街の確かな変化だ。全世界最大のスポーツイベントに向けて街は動き出しているのだ。渋谷のショップで感じたことは、店員の女の子が英語を話そうと頑張っていることだ。六本木のレストランでもそうだった。 

それに東京が今とてもリーズナブルな物価になっていることに驚いた。路地裏のラーメン屋やうどんとそばの店は本当に東京ならではだ。それから食べる時には音を立ててすするのを忘れてはいけない。実際問題、日本人の友達が、音を立ててすすらないのは失礼にあたると教えてくれた。麺を売りにしている店では、すすっている音が大事なのだという。すする音が大きければ大きい程、良い雰囲気になってもっと沢山のお客様に来てもらえるというのだ。だから次回、東京に行くことがあるなら日本の親切な友達の意向に沿って、是非、日本の流儀で大きくと音をたててすすって召し上がっていただきたい。 

 シャングリ・ラ ホテル 東京に今すぐご予約を ハートトークへ戻る 

コメントがありません

 
 
ゴールデンサークル会員のみコメントすることができます。下記からサインインしてください。会員登録がお済みでない方は、 こちらから 今すぐお申し込みいただけます。コメントおよびユアサークルへのご投稿は、英語または中国語のみの受付となりますのでご注意ください。
  • Queries: 0
  • Query Time: 0.0000 s
  • Overall render: 0.3123 s