Inner Circle

シドニーから渓谷へエスケープ

イェオ・シュウ・フーンが身も心も浸る大自然。

シドニーから渓谷へエスケープ
こんなにも素晴らしい場所を訪れることができたことを幸運に思えた。

4月のシドニー。なんて素晴らしい季節だろうか。乗継で立ち寄り1泊することになったので、シャングリ・ラ ホテル シドニーの軟らかいベッドで疲れ切った体を休ませることにした。夕暮れ時になんとか夕日を眺められる時間に到着することができた。秋は日没が早い。そして街並みと港がライトアップされ、まるで妖精の街のように輝きだした。

「ここが街の人が夜遊びをする場所なのね。」と私の女友達が要った。彼女は郊外に住んでいて街中にはめったに来ない。来るのは私が街を訪れる時だけだ。星空のもとでモダンなパブの料理を楽しんだ。月が半分かけていてまるで逆さまにしたカップから今にも月の光が落ちて来そうな感じに見えた。その晩、私は山に霧が立ち込め渓谷にいた馬がこちらをじっと見ている夢を見た。

そして翌朝、車の迎えが来てブルーマウンテンのウォールガン・バレーに向かった。アラブの企業が保有し経営しているひっそりとした土地が、ブルーマウンテンの裏手にあることは話に聞いたことがあった。車の中を見上げると、たくさんの写真が貼ってあった。一体何人の人が写真を撮ったのか不思議に思った。青色はなぜにこんなにも青いのだろう。そして緑色もなぜにこんなにも緑色なのだろう。そして霧はまるで精霊のようだ。たった3時間のドライブでこんなにも美しい場所にたどり着ける他の場所など思いつかなかった。秋色に染まる木々がふわふわと白い雲が漂う紺碧の空のもとで鮮やかに輝いていた。

 途中、カトゥンバに立ち寄ってスリーシスターズロックを眺めた。渓谷の壮大な眺めは観光客に人気のスポットだ。スリーシスターズカフェに立ち寄ると、そこでは韓国人の観光客が長蛇の列をなして、入り口に立っているジャイアントコアラを抱きしめるために並んでいた。レストランの中はアジア人観光客で一杯だった。

オーストラリアにとって観光ビジネスの相手が変ってしまった証拠だ。そこから出発した後、「念のために言っておくけど、ここから先は電話の電波が届かないからね。」と運転手が言った。彼は、近頃の旅行者がどのようなスタイルで旅をしているのかよく知っている。車にはWiFi接続と電話の充電器が用意されていた。私は、電波が届かなくなったことでとても安心した気分になった。これでもう誰からも邪魔をされずに旅ができるのだ。

ウォールガン・バレーは4,000エーカーの土地に広がるYの字型の渓谷だ。ここに住み着いているワラビーやワラルー、ウォンバットとカンガルーの数は人間の数よりも多い。このヴィラには104名までのゲストが宿泊できる。それぞれのヴィラには、渓谷を見渡せるプランジプールとパティオが備えられている。まるで時間旅行で遠い昔にやってきたような感覚を味わえる。広々とした空間にいると、自分がちっぽけな存在に思えてくる。こんなにも素晴らしい場所を訪れることができたことを幸運に思えた。

アボリジニツアーに参加してオーストラリアに古くから暮らしていた人々や、この渓谷に住居を築いた白人移民のことを学ぶことができる。バイクに乗ったり、魚釣りをしたり、散策路を巡ることもできる。野生で満ち溢れている。ウォンバットがヴィラの前で楽しそうに草を食べている姿を見た。2匹のカンガルーのボクシングやたくさんのワラビーとワラルーが飛び回る姿も見ることができた。4匹のアルビノカンガルーも目撃した。気持ちが悪いほどエギゾチックな姿の彼らは、茶色の土砂の大地と緑色の草とユーカリとは対照的な真っ白な体毛で全身を覆っている。

そこで一番に感じたことは、自然の中で我を忘れたことだ。朝霧が朝日が上るにつれて消えていき、月や光の姿が徐々に見えなくなっていく。ウォールガンの日没は、シドニーのものと全く違う。たった3時間ちょっとで来れる場所とは思えない。私は、シドニーのそんな部分がとても好きだ。街から簡単に自然の中にエスケープすることができる。そこにある広々とした空間こそが極上のラグジュアリーなのだ。

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