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旅は人生を変える

イェオ・シュウ・フーンは人生を変える旅の力を実感しています

旅は人生を変える
しかし、一旦、身体が休まれば、心をもっと豊かにしてくれる旅、今いる場所からその土地の暮らしへと連れ出してくれる旅を求めたくなるものだ。

常々感じていることだが、人生を変えてしまう旅の力はすごいものだ。先日、たまたま20代後半のある女性と話をする機会があったのだが、彼女は給料の良いコンサルティング会社を辞めて、オンラインの旅行会社を立ち上げるつもりだと言う。私は、競争の厳しいこの時期に、なぜそんなリスクを冒すのかと尋ねてみた。

彼女の話はこうだ。ある時、休暇を取って、かねてからの夢だったスペイン語を学ぶためにアルゼンチンを訪れた。現地で働きながら地元の人々と暮らすうちに、これまでの旅行では見たことのない風景が見えるようになってきた。つまり、その国をその国の人々の目で見られるようになったのだ。

これで彼女の旅行観は大きく変化し、現地での滞在も延長することにした。この経験がきっかけで、旅行とは、単に観光したり地元の料理を味わったりするだけでなく、地元の人々と視点を同じくしてその土地を見ることなのだ、と実感したという。

「他人から学ぶことによって、自分自身に対する考え方も変化します。そうして、自分自身も変わっていくのです。」彼女は、ほかの旅行者にも同じ経験を味わってもらいたいと考えた。そして、バリの村で暮らしたり、地元のシェフに料理を習ったりするなど、地元に根差したその土地ならではの体験を手軽に提供するためのオンライン事業を立ち上げようと思い至ったのである。

地元の暮らしに踏み行っていくことがそう簡単でないことは彼女にもわかっている。なぜなら、旅行業界でも最も難しい分野の一つがそれだからだ。大手のオンライン旅行会社は、まだ一社もこの分野に参入していない。地元に精通していなければできないサービスだからだ。しかし、瞳を輝かせて語る彼女の表情からは、やる気が十分に伝わってきた。

たまたま同じ週に、今度は中国の香格里拉(シャングリラ)県(以前の中甸県)でギャルタン・エコアドベンチャーズを経営するウッタラ・サーカー・クリーズさんにお会いした。彼女はウガンダ生まれのインド人で、地元コミュニティに根差したエコツーリズムを追及し続けている。彼女のツアーでは、雲南省/チベット地区をトレッキングしながら、地元の暮らしや伝統を学び、地元の生活を肌で実感するのだという。

参加者の多くがこうした体験に感銘を受けて、その後も繰り返し参加するそうだ。ニューヨークから参加した一人の若い女性などは、香格里拉県でクラフト会社を立ち上げ、毎年1年のうち4か月はそこで過ごすという。

旅行者は、単に観光したり名物料理を食べたりする以上の体験を求めている。もちろん、時には、ビーチに寝転がって何もしない休息の旅も必要だろう。しかし、一旦、身体が休まれば、心をもっと豊かにしてくれる旅、今いる場所からその土地の暮らしへと連れ出してくれる旅を求めたくなるものだ。

インターネットによって世界が大きく開かれたこともあり、この世代は見知らぬ人の親切をごく自然に受け止められる。さらに、ソーシャルネットワークで構築された「友だち」同士の世界では、もはや誰もが知り合いで、見知らぬ人などいないのだろう。

旅で人生が変わったという経験をお持ちの方は、ぜひユアサークルまで旅行記を投稿していただければと思う。大勢の人たちと貴重な経験を分かち合うのも旅の喜びの一つではないだろうか。

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