Inner Circle

思い立ったらワイヘキ日和...でも雨

雨天でも大満足。イェオ・シュウ・フーン的ニュージーランド旅「ギザギザ海岸とブドウ畑とオリーブ園と」

思い立ったらワイヘキ日和...でも雨
小さな島の割にワイヘキ島は驚くほど変化に富んだ景観にめぐまれていて、ブドウ畑やオリーブ園の真ん中からものの数分で、海岸の砂浜に出ることができる。

ワイヘキ島へゆっくりと近づくカーフェリーに雨がたたきつけるように降っていた。2日前にニュージーランド入りして以来絶え間なく降り続いている。しかも天気予報によればまだまだ、その週いっぱい大雨は確実らしい。

北島の北端の町マンゴヌイですでに丸2日も雨に降られていた旅行者としては通常、天気回復の見込みがないならもういいかげん尻尾を巻いて大きな町へ逃げ帰らねばならないところだろう。

二夜連続でわたしは、吹き荒れる風の音を聞きながら眠りについた。実際は「吹き荒れる」なんておとなしいものじゃなく、幽霊がうなり声を上げているようだった。強風が入り江に吹き込み、崖の上に建っていた私たちの部屋はその直撃を受けたのだ。

それでも私は「世界一のフィッシュアンドチップス」を満喫し、雨の合間をみて丘陵と海岸を歩き、虹を見つけ、この旅を思いきり楽しんだ。

さらに、ワイヘキ島へのカーフェリーの話を聞くと、どうしても行かずにはいられなかった。ワイヘキへはオークランドからフェリーで1時間もかからない。現地で自由に動けるよう、わたしたちは車をレンタルして行くことに決めたのだった。

わたしは数年前にワイヘキを一度訪れていて、なんとなく故郷のペナン島に似ているという親近感を抱いていた。どちらも島だから驚くには当たらないことなのだけど。今回は前日ネットで探して、エコロッジ認定のベッド&ブレックファストに泊まることにした。

宿の売り文句がとても魅力的に思えたし、前の二晩泊まったような海岸沿いの部屋とは違ったところに泊まってみたかった。緑に囲まれて眠りに落ちるなんて素敵だと思った。

こうして予約した宿は、正面から見るとホビットが住むにも足りないような小さな木の家だったが、中にはいってみると、奥にパティオや大きな庭園が広がっていて、ゲストにもホストにも充分なプライバシーが与えられる造りになっていた。

メインの部屋には宿の主の一家4人が暮らしており、わたしたちは屋根裏部屋が提供された。この宿は環境への責任を果たすことを何よりも誇りにしており、そこかしこに環境保全配慮への認定マークがちりばめられていた。もちろんゲストにも水やエネルギーの使用について注意が強く求められる。

こういった施設は近年各地に増える傾向にあり、旅行者もその趣旨をふまえて宿泊先を選ぶようになってきている。

ワイヘキ一泊めのここでの夜は最高だった。主の一家はわたしたちに広いスペースとプライバシーを提供しようと心を砕いてくれて、おかげで夜も朝も、わたしたちはパティオを占領してしまった。

周囲の緑に癒されたわたしたちは、さらに島を探索してみたくなった。小さな島の割にワイヘキ島は驚くほど変化に富んだ景観にめぐまれていて、ブドウ畑やオリーブ園の真ん中からものの数分で、海岸の砂浜に出ることができる。

私たちは何のプランも持たずに島内をそぞろ歩き、ブドウ畑に立ち寄ってワインを試飲した。そしてパームビーチをずっと歩いて、オネロアの中心街にあるワイキッチン (Wai Kitchen)というレストランで食事した。正直、ここでの食事、ベトナム風サラダとアボカドとクルミを添えたイカのグリルは、今回の全旅程中でいちばんの美味だった。

雨はいっこうに降りやまなかったので、そろそろ寝場所を見つけなければならず、次の宿泊先としてわたしたちが選んだのは、プティキ湾を見おろす丘の上に建つワイヘキロッジ(Waiheke Lodge)だった。ここでわたしたちは2部屋分の鍵を渡され、どちらでも好きな方に寝ていいと言われた。

じつはこれが、ニュージーランド旅行でいつも私がとても楽しみにしていること。人々は皆とてもおおらかで「どっちでも、どうぞ」このセリフがたびたび聞けるのである。

そういうわけで続く二晩は、ここのスタジオユニットに宿をとり、雨が小降りになる隙をみてはまた島内の探索に出かけた。

ワイヘキ最終日、わたしたちはいちばん住民が少ない島の東端まで車を走らせる。ここに広がる4,500エーカーのギザギザの海岸線に沿った農地は一家族の私有で、彼らはMan O'Warというワイナリーも経営している。また、この近くにはストーニー・バター・コスタル・ディフェンス (Stony Batter Coastal Defence)という戦争遺跡があり、第二次大戦中にオークランドが侵攻された場合に備えて掘られた地下壕が残されていた。

清々しい空気の中わたしたちは地下の砦を見学し、岬まで歩いて世界中でニュージーランドでしか見られない眺めを楽しんだ。その後ワイナリーへ行き、それぞれ少なくとも半ダースのワインを購入する。ここで買ったシラーは、今もうちの冷蔵庫に特別な日のために秘蔵中である。

島では天気が悪いと楽しめないなんて言うのは一体どこの誰?

資源の持続性への配慮はシャングリ・ラの実践に常に組み込まれており、2010年には環境と自然保護、資源持続に関するレポート(を発表しています。

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